布団のぬくもり

最近、めっきり寒くなってきたので、暇さえあればベッドに横になり、毛布でくるまれている。布団が重いほうが気持ちいい、と考えているので、時間があると「しめしめ」と布団にもぐっている。だれが言ったか忘れたけれど、「布団の大きさは、人が住むのに最低限必要な広さ」というのには、改めて共感しながら、うとうとする。


ベッドの中では、食べたり飲んだりはさすがにしないけれど、枕の横に本を重ねておいてしまう。そして、それがずり落ちていって、いつの間にか床に落ちる。これが目下の悩みだ。


しかし、今日、もっと重大な悩みがあることに気づいてしまった。それは、「出不精になりすぎている」ことだ。小さい頃から、外で遊ぶよりは、家でひとり、シルバニアファミリーや、リカチャン人形に興じるほうが好きだったけれど、最近は、ぼんやりと雑誌をめくったり、テレビを見ているだけ。さっき気づいたのだけど、今日はワタリウム美術館草間弥生展、3331アーツ千代田では、藤原新也展の最終日…。


がっくし、とは、まさにこういうときに使う言葉だろう。
今度からはせめて、新調した高橋の手帳に、展覧会の最終日は目立つように書き留めよう…。(でも、布団から、抜け出すのは、やっぱり至難の業)